
|対 象|企業の産業保健スタッフ
|設 定|登場する人物と企業の概要




A社の概要
─ ある日、がん検診のことで話があるということで、田中常務理事が理事長室に呼ばれました。

田中さん、最近は女性の健康問題が注目されているらしい。うちの健康保険組合の加入者は女性社員が約半数いる。何かの情報番組で、若い人でも乳がんになることがあると聞いたことがある。うちの健康保険組で乳がん検診を取り入れているが、無料で受けられる対象年齢を現在の40歳以上から20歳以上へ引き下げるのはどうだろうか。

ありがとうございます、山田理事長。現在、保健事業部の方でも女性社員の健康に関する調査を進めております。対象年齢を20歳以上に引き下げる案については、費用や効果の面からも詳細に検討する必要があります。さっそく、調査を進めて報告書をまとめさせていただきます。

よろしく頼むよ。加入者のがんが早めに見つかって治療に繋がれば、本人にとっても、企業や健康保険組合にとっても良いことだからね。
─ 山田理事長から相談を受けた田中常務理事は、実際の職場で従業員の健康管理を担う立場からの視点も必要と考え、あなた(菊池)に声をかけました。

健保で保健事業部長をしている佐藤さんからは、乳がん検診の対象年齢を20歳以上に引き下げる案について、健保の立場からの意見を聞きました。ただ、実際の職場で従業員にどのような影響があるのかは、健康管理部門の視点も必要だと思います。菊池さんはどう考えますか?

なるほど、重要な問題ですね。検討しますので、時間をください。
あなたは、A社の健康管理部門に所属する産業保健スタッフの菊池です。
田中常務理事から「乳がん検診の対象年齢の引き下げ」について意見を求められました。
山田理事長(意思決定者)の思いや企業・健保の置かれた状況に寄り添いながら、職域がん検診マニュアルをベースとした、あなたの立場での見解を田中常務理事に説明してください。
ただし、対象年齢の引き下げについて必ずしも可否を断言する必要はありません。

【解説】女性を見ると、年齢別の乳がん罹患率は、20代後半から少しずつ増え始め、35歳以上で急激に増える。

2021年、参照:全国がん罹患データ
動画はワーク終了後に確認してください。

