
|対 象|労働衛生機関の産業保健スタッフ
|設 定|登場する人物と企業の概要




XX株式会社の概要
─ YY労働衛生機関の佐藤は、ある日、来年度の健診プランについて情報共有を行うため、XX株式会社に訪問しました。すると、XX株式会社の健診担当者から、がん検診のことで相談があると言われました。

佐藤さん、がん検診のことで相談があります。先日、山田社長に「従業員の健康のためになることをもっとしたい。うちの企業は高齢化も進んでいるし、会社で取り組んでいるがん検診を強化できないだろうか。」と相談されました。私としては、腫瘍マーカーをオプションで付けるだけなので、追加したらいいのではないかと考えてみたのですが、佐藤さんのご意見を伺いたいです。

なるほど、ご相談いただきありがとうございます。一度、私どもの労働衛生機関に話を持ち帰り、当機関に所属する産業保健スタッフと検討いたしますので、時間をください。
ワークを行う前に、次の2つの課題について考えてみましょう。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 早期発見 | 治療・検査による負担 |
| 負担が少ない検査方法 | 偽陽性 |
【補足】
あなたは、労働衛生機関の産業保健スタッフの菊池です。
田中総務部長からの相談を受け、佐藤(渉外担当)は、一度、YY労働衛生機関内に話を持ち帰り、改めて返答するとしました。菊池(あなた)は、佐藤から産業保健職としての意見を伺いたいと相談を受けました。山田社長(意思決定者)の思いや企業の置かれた状況に寄り添いながら、職域がん検診マニュアルをベースとした、あなたの立場での見解を説明してください。腫瘍マーカー検査のメリットとデメリット、従業員の負担などを踏まえて考えてください。
腫瘍マーカーの値は、体の中にあるがんの量を反映する指標として用いられますが、がん以外の疾患の影響で、がんがなくても高くなることがあります。
その他、加齢や妊娠、月経、飲酒、喫煙、薬の成分などが、がんの量とは無関係にマーカーの値に影響することもあります。
また、がんがあっても値が高くならないこともあります。
腫瘍マーカー検査で値が高かったとしても、値だけでは診断ができないため、多くの腫瘍マーカー検査は、診断の参考になる検査の1つとして、画像検査やその他の検査とともに行います。
また、全てのがんについて腫瘍マーカーが見つかっているわけではありません。
| 腫瘍マーカー | がんの種類 |
|---|---|
| CEA | 甲状腺がん、肺がん、食道がん、胃がん、大腸がん、胆道がん、すい臓がん、乳がん、子宮頸がん |
| CA19-9 | 胃がん、大腸がん、胆道がん、すい臓がん |
「がん情報サービス:国立研究開発法人国立がん研究センター」をもとに作成
動画はワーク終了後に確認してください。

