CSR(企業の社会的責任)

企業がCSR関連報告書に労働安全衛生を報告するにあたり参考となる資料集を作成しました。
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CSRとはCorporate Social Responsibilityの略で、企業の社会的責任と言われています。社会での環境問題に対する関心が高まるのにつれ、企業は単に利潤を追求すれば何をしてもよいのではなく、社会に対して付加価値のある活動を行い、持続可能な社会の実現に貢献すべきという、企業の社会的責任(CSR)の考え方が広まってきました。現在は、ISO26000の発行により関心が一層高まっています。

経営者は、あらゆる施策の意思決定についてステークホルダーに対して説明する責任を負っています。ステークホルダーには、株主、顧客、従業員、地域住民、行政等があります。企業は、広く社会に対してCSR報告書やホームページ等の媒体を通して情報を公開しています。

我々は2004年度から東証一部上場企業のCSR報告書をすべて確認し、その中に記載されている安全衛生・健康管理活動について調査しています。

2004年頃は報告書のタイトルは、「環境報告書」が中心であり、その内容も環境に関することが大半でしたが、徐々に「CSR報告書」が増えています。記載内容について、労働者の安全衛生(健康)をCSRの一環と考え、報告書に記載している企業は7割以上である一方、その記載量は少なく、また、記載内容は各社異なっているのが現状です。

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