特定健診・特定保健指導においては数値目標が明示され、効率的で効果的な事業の企画・立案・評価と行動変容に結びつく保健指導が求められています。また、保健指導実践者は、一定の基準を満たし、保健指導に関する知識・技能を有していることが必須の要件となります。
本項目は、特定健診・特定保健指導において、目標達成に必要な保健師の行動目標を示したものです。
本研究では、「標準的な特定保健指導・保健指導プログラム(確定版)」(厚生労働省)によって示されている「保健指導者に必要とされる能力」と「高度実践看護師のコアコンピテンシー(案)」を研究班で、比較検討し、その分析結果を基に保健指導実践者の行動目標を作成しました。さらに、地域・職域分野で先駆的な活躍をしている9名の保健師に対し半構造的面接を行い、インタビューの結果に基づいて、これら行動目標の妥当性について検討し、106項目の行動目標(原案)を作成しました。
行動目標の達成状況について、保健指導実践者を評価できる項目となっておりますので、どうぞ皆様の職場でご活用下さい。