テレワークとなった働く人の家族

テレワークとなった人の家族の健康影響には、以下のようなものがあがりました。

 

生活習慣

家事負担の増加が考えられます

・テレワークになることにより、一緒に暮らす家族の家事への負担増加が懸念されます。食事を家でとる機会が増加することによる食事準備や買い物に対する負担、また、在宅時間が長くなることによる掃除に対する負担などがあげられます。

対策

・家事を分担し、家族内で協力体制を築くように工夫づくりを啓発しましょう。(家事分担ツール

・掃除・洗濯・料理などの家事代行サービスの利用も有用です。

・食事を作る際には、市販されている調理済み食品や、お店のテイクアウトなどを上手に利用するよう啓発しましょう。その際は、生鮮食品を使った野菜や果物を追加するなど、栄養バランスが崩れない工夫も大切です。

 

飲酒量の増加が懸念されます

・テレワークをする人が飲酒をする場合、家族も一緒に飲酒する機会が増え、家族の飲酒量が増えることが懸念されます。飲酒量が多くなりすぎると、アルコール依存症のリスクや、アルコール性肝炎、肝硬変など命に係わる病気のリスクが上昇します。

対策

・飲酒前に「時間」と「量」を決め、家族内で守るようにしましょう。

・紙のカレンダーと三色シール(赤・黄・青)を使い、「飲まなかった日(青)」、「飲みかけた日(黄)」、「飲んだ日(赤)」で色を変えてカレンダーにシールを貼り、家族みんなの目にとまるところに置き、共有することも有用です。

・沖縄県が作成した、シーサーが登場する節酒アプリもあります。(うちな~摂取カレンダー

 

受動喫煙の増加が懸念されます

・テレワークをする人が喫煙者である場合、一緒に暮らす家族の受動喫煙が増加することが懸念されます。本人は喫煙しなくても、身の回りのたばこの煙を吸わされてしまいます。受動喫煙により肺がん、虚血性心疾患、脳卒中等さまざまな病気のリスクが上昇します。

対策

・一緒に暮らす家族の健康のために禁煙するよう啓発することが最も効果的です。どうしてもタバコを吸う場合は、家族と同じ空間で吸わないように注意が必要です。ただし、外に出てタバコを吸う場合でも、ドアの押し開きによって煙が押し出されたり、喫煙者の肺内に残っている煙が禁煙の場所で吐き出されたりと、受動喫煙を完全には防ぐことはできません。また、加熱式タバコや電子タバコでも通常のタバコと同様に受動喫煙が起こるので注意が必要です。

 

家族・地域

【優先】【労働者の声】外出できないストレスの増加が懸念されます

・外出の自粛により、これまで気分転換となっていたレジャー等の外出ができないことによる、家族のストレスの増加が懸念されます。家族と過ごす時間が増えることは良い反面、自分だけの時間が持ちにくくなることによるストレスも考えられます。

対策

・ストレッチ、映画、料理など、家族が自宅でできるストレス解消法を見つけましょう。ウォーキングやジョギングをする際は、密集を避け人と距離を保つこと、マスクの装着など注意が必要です。子供がいる場合は、親子で一緒にできるお菓子作りや料理、簡単な工作・手芸や、ダンス動画へのトライなども人気です。

 

地域社会との関わりが減少し、家族との関わりが増加します

・テレワークになり自宅で過ごす時間が増える上に、外出の自粛により地域社会との関わりが減少するため、家族との関わりが増加します。コミュニケーションが増え家族関係が良好になることもあれば、距離間が近くなりすぎることによるストレスなどから、何気ない言動に苛立ちを覚えたり、家庭内暴力の増加や離婚につながることも懸念されます。

対策

家族と適切な距離をとり、家事や育児の役割分担をするなど、家族内での協力を心掛けましょう。また、電話やメール、オンラインで人と接する機会を作り、外との社会とつながることも有用です。

 

疾病・医療

感染リスクの低下・感染に対する不安感の軽減が予想されます

・テレワークになることで外部からのコロナウイルスの持ち込みの可能性が減り、家族の感染リスクの低下・感染に対する不安感の軽減が予想されます。

 

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