推奨意見の優先順位

推奨意見について、優先労働者の声のマークをつけています。

このマークは、以下の手順で作成しました。

 

テレワークとなった働く人、テレワークの対象でなかった働く人、テレワークとなった働く人の家族の3者について、5名の産業医/研究者(伊東、永田智、永田昌、森、藤野)が健康影響についてリストアップしました。その結果、94個の健康影響がリストアップされました。

その健康影響を5名の産業医(小田上、上原、梶木、小山、土肥)に提示し、以下の質問を行いました。

  • 健康影響のリストに追加すべき項目はないか
  • 健康影響について、実際に労働者から相談を受けた、あるいは、労働者の声を聞いた、等のことはあったか【労働者の声】
  • 健康影響について、今後検討する優先順位は(高い / 中間 / 低い の3段階評価)

その結果、

  • 健康影響リストは21個の追加があり、最終的に115個となりました。

    • テレワークとなった働く人     :59個
    • テレワークの対象でなかった働く人 :29個
    • テレワークとなった働く人の家族  :27個
  • 5名の産業医のうち、2名以上の産業医に労働者の声が届いた健康影響は、115個中、18個ありました。

    この18個の健康影響は、多くの労働者が実際に感じている可能性が高いと考えられます。

    ⇒2名以上の産業医がきいた意見に、労働者の声マークをつけています。

  • 優先順位を、高い=3点、中間=2点、低い=1点とし、5名の産業医が評価したものの平均点を計算したところ、

    • テレワークとなった働く人     :平均2.1点、2.5点以上の健康影響は59個中19個
    • テレワークの対象でなかった働く人 :平均2.2点、2.5点以上の健康影響は28個中10個
    • テレワークとなった働く人の家族  :平均1.9点、2.5点以上の健康影響は27個中4個

    でした。

    ⇒2.5点以上の意見に、優先マークをつけています。